生クリームとペットボトルがあればできる、簡単な料理実験です。
低学年の小学生の息子&娘と一緒に作って、1時間ほどかかりました。
作りたてのフレッシュバターは最高!
日持ちはしませんが、この方法だと添加物なしの風味を楽しめます。
材料メモ:
- 生クリーム(乳脂肪分45%以上の高脂肪なもの)
- 塩(お好みで)
- 薄い素材のペットボトル&ハサミ
※必ず「種類別クリーム」のものを使用。「乳又は乳製品を主要原料とする食品」や「植物性脂肪」のものではバターがうまく固まりません!
作り方とコツ:
- 購入した生クリームをよ〜〜〜く冷やしておく。
- ペットボトルに生クリーム(有塩を作る場合は少量の塩も)を入れる。
- しっかり振る。手の体温で温まってしまったら、その都度冷凍庫で少し冷やしたり、氷水につけるなどして低温をキープ。
- 泡立ってくると、ホイップ状態になってシャカシャカという音がしなくなる。それでも、続けて振り続けると、、、途中で「パシャっ」と油が分離して離れる音が!!
- さらに油が集まって固まるまで振り続ける。けっこう疲れますが根気よく!
- 蓋を開けて、水分だけを別容器に取る(バターミルクです。栄養たっぷりなので、捨てずにパンケーキなどに利用♪)
- ペットボトルを切り開くと、こんな感じにバターのできあがり〜。
- こんがりトーストしたパンに塗ったり、、、
- マフィン作りに使ったり〜♪夢が広がるフレッシュバターです。
↓このマフィンカップの折り方
生クリームがバターになる☆簡単な原理の説明
泡立てる前の生クリームは、水分の中に膜に包まれた脂肪が均一に浮いている(分散している)状態。
↓
そこに振って振動を加えると、脂肪を包んでいた膜が壊れて、脂肪が水分中に出てくる。
↓
出てきた脂肪どうしが集まって互いにくっつき合い、大きな塊となる。これがバター。
※生クリームは真っ白なのに、できたバターは黄色っぽいのもおもしろいですね。これは、脂肪が集まることによって、脂肪に含まれているビタミンAのカロテンの色が目立つようになったためです。
↓栄養分については、こちらに詳しく書いてありました。
バターの栄養成分について(meijiの食育)
↓バターの作り方は、この本に詳しく載っています
小学生のクッキングで自由研究―楽しい!おいしい! 料理しながらかんたん実験!